「鈴降稲荷」をたずねて…“ひよっこ”回想2

2018.02.17.Sat.12:39
2/12に上京した時、竹橋の近代美術館で熊谷守一の回顧展、新浦安で河村尚子のピアノリサイタル、青山のギャラリーで会田誠展とめまぐるしく移動。時間は夕方6時半。時間があったらもうひとつたずねてみたい場所が赤坂にありました。それは昨年放送された朝ドラ「ひよっこ」の舞台となった赤坂・あかね坂商店街の洋食店「すずふり亭」の名前の由来となったと思われる鈴降稲荷です。

ここ鈴降稲荷の縁起は「ひよっこ」のドラマでもアニメーションで少し紹介されました。祠の前の説明では、戦国時代、本能寺の変が起き、たまたま大阪に滞在していた徳川家康が伊賀超えをして難から逃れようとしました。家康は逃亡を手助けしてくれた伊賀の人々を江戸に呼びよせ、最初は四谷に土地を与えて住まわせ、後に赤坂に移り、ここに祠を建てたとあります。

私は「すずふり亭」の女主人・牧野すず子(演:宮本信子)の名前に由来するのかなと思っていましたが、今思えば、ダブルミーニングだったようですね。原作者はいろいろ考えていたようです。「ひよっこ」の主人公みね子は、高校を卒業後、「金の卵」として上京、しかし最初に就職したトランジスター工場が倒産すると、縁があったすずふり亭でウエイトレスとして働きはじめます。すずふり亭の勝手口側とみね子が住むアパート・あかね荘の間に裏庭があり、そこはすずふり亭の従業員の憩いの場になっていました。まさにそこに小さな祠(ほこら)がありました。それが鈴降稲荷。今回、私が訪ねた場所にすずふり亭を想定していたと考えられます。

この鈴降稲荷は、ネットでも話題になっていて、情報も手軽に入手できました。場所はだいたい見当をつけていました。賑やかな一ツ木通りからTBSの北側のちょっとさびしい通りを歩いてゆくと、すぐに見つかります。真っ暗だったので、よく観察は出来ませんでしたが、マンションの敷地内の2坪弱のスペースにひっそりと祠がありました。赤坂という地にありながら、この一帯はどことなく昭和の下町の雰囲気がまだ残っているような気がします。ドラマとはかたちが異なりますが、昭和30~40年代の赤坂の雰囲気は十分に感じられます。先日、みね子の実家となったロケ地を茨城県高萩市でみてきましたが、架空のお店であっても、鈴降稲荷でドラマの雰囲気を感じることができました。訪ねてみてよかったです。(写真はストロボを使いました。)

かつてウィーンへ行った時、私が敬愛する作曲家モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトらが住んだ家を訪ねたりしましたが、まさかお気に入りにのドラマに関わる場所へ行ってみたいと思うとは自分でもビックリですw。

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