2017年に聴いたコンサート

2017.12.27.Wed.15:10
私の「観る」を目的とする趣味といえばサッカー、美術、音楽が三本柱です。手帳を見ながら、今年、どんな音楽会へ行ったかまとめてみました。回数は20回。月に1.6回のペースです。地方在住であることと、サッカー観戦の方が熱心なので、頻度としてはまずまずでしょうか。

【ジャンル】
管弦楽5回
室内楽3回
ピアノ8回
歌劇・声楽3回
バレエ1回(←中村恩恵×新国立「ベートーヴェン・ソナタ」)

今年、ピアノ・リサイタルへ行くことが増えたのは、マイミクさんに紹介していただいた原田英代著『ロシアピアニズムの贈り物』を読み、ロシア系のピアニストへの関心が再燃したことが原因です。

【場 所】
福島1回
茨城4回
栃木1回
東京12回
神奈川2回

今年は東京出張のついでに、夜、何かを聴いてくることが多かったです。約束したわけでもないのに、ホワイエでマイミクさんと合うことも多かったです。聴きたい音楽の傾向が似ている方が多いということを示しています。以前は毎月のように行っていた水戸芸術館へは今年は2回だけ。これは聴きたいと思う音楽会が激減したことに因ります。吉田秀和前館長が亡くなってから魅力的な企画が減ったのは残念です。

【印象に残った音楽会】(序列はありませんw)
・イリーナ・メジューエワ|ピアノリサタル(8/26@東京文化会館小ホール)
・東京春祭・ワーグナー「神々の黄昏」(4/4@東京文化会館大ホール)
・紀尾井ホール室内管弦楽団|第109回定期演奏会(11/24紀尾井ホール)

メジューエワのピアノ・リサイタルはなんと3回行きました。3月は銀座ヤマハホールでシューベルト・プロ。8月は上野でベートーヴェンの後期ソナタ・プロ、12月は栃木の大田原市で「展覧会の絵」とショパンやリストなどの小品。特にいちばん感銘を受けたのが8月のベートーヴェンのリサイタル。28・30~32番が演奏されました。ロシアピアニズムを体現できるピアニストのひとりでしょう。ピアノの響かせ方、読譜の深さ、音楽への誠実さなど申し分ありません。晩年のベートーヴェンの透徹した言葉が音楽から感じられました。ひさびさに音楽を聴く感興を感じさせていただきました。

ワーグナーの楽劇「神々の黄昏」は演奏会形式でした。しかし奇妙な演出の公演になるのなら音だけで私は十分です。音楽で場面が想像できます。長時間の公演でしたが、高齢のヤノフスキとN響は熱演でした。主役のジークフリートが病気で降板し、代役の出来がイマイチだったことだけが残念でした。

紀尾井ホール室内管の第109回定期(指揮:サーシャ・ゲッツェル)で演奏されたシューマンの交響曲第2番ハ長調にはビックリしました。やや厚塗りと言われるシューマンの交響曲の響きが、ここまで繊細かつ明晰に聴けました。
以上の演奏会で共通するのは、演奏だけでなく、聴く側の客層の質、ホールのホスピタリティという3要素が良かったことも特記しておきたいです。

そのほかでは、横浜で聴いたパーヴォ・ヤルヴィとN響によるマーラーの交響曲第6番「悲劇的」や、紀尾井ホールで聴いたエリソ・ヴィルサラーゼとアトリウム弦楽四重奏団が共演した室内楽も良かったです。

来春、すでにチケットを買ったのは東京春祭の「ローエングリン」、水戸でのペライア、チョ・ソンジンのピアノリサイタルなどです。もし買えたらの話ですが、ヤンソンス&バイエルン放送響の来日公演も聴きたい。
来年も良い音楽を聴きたいですね。
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