昭和27年の「レコード芸術」創刊号

2017.04.29.Sat.11:55
先週でた「レコ芸5月号」は創刊800号の記念誌。
昭和27年(1952年)の創刊号が特別付録に付いてくる
というので買ってきました。

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表表紙には指揮者のトスカニーニ。
裏表紙は、トスカニーニ&NBC響の「悲愴交響曲」の広告。
雑誌の定価が98円とありますが、地方売価100円って?
活字の書体や文字の多さ、小ささが昭和っぽい。
というか、今日4/29って「昭和の日」じゃん!!
別冊楽譜「悪魔のトリル」とあるのは、昔の付録に楽譜があったのかな?
文章を寄せている評論家や音楽家も重鎮がそろっています。
ピアノソナタのことを古風に「奏鳴曲」と記している方もいますね。
創刊号ということもあって、内容が非常に濃く力が入っていて
当時の音楽評論家のみなさんの気迫が感じられます。

その中にあって、ちょっとほっこりしたのは故・芥川也寸志(作曲家)のエッセイ。
題名は「私のイゴオル」。イゴオルというのは、イゴール・ストラヴィンスキーのこと。
彼の父・龍之介が遺した手回し蓄音機とレコードの中に
ストラヴィンスキーの「火の鳥」や「ペトルーシュカ」があり、
幼稚園生のころからおもちゃのようにそれを聴いていたそうです。
童謡より先に、ロシアのバレエ音楽が彼の頭脳に刷り込まれたようですね。
そういうところから、彼の音楽人生がはじまったのでしょうね。

私が子供のころ、『音楽の部屋』というTV番組を楽しみに見ていました。
司会がその芥川也寸志氏と、今も元気な黒柳徹子氏。
はじめてみた回でストラヴィンスキーの「春の祭典」が演奏された時、
このような荒々しい音楽があるのか!とビックリしたことがあります。
そういう点では、私は芥川也寸志氏にストラヴィンスキーを教えてもらった…
ということになりますね。
お小遣いで彼のレコードを買いに走りました。
初めて買った「春祭」は、
コリン・デイビス指揮アムステルダム・コンセルトヘボウによる
とても印象的なジャケットのLPでした。

「レコ芸」だけでなく、SNSで知り合った方々やリアルな友人など
クラシック音楽好きの人々とは、いろいろな点で連綿としたつながりを感じます。
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