三島由紀夫とクラシック音楽

2017.01.13.Fri.18:54
昨夕(1/12)、母の通院の付き添いで近所の整形外科へ行きました。
そこの待合にあった読売新聞の第一面が興味深かった。
それは作家・三島由紀夫が自決9ヶ月前に語ったという
肉声テープが発見されたというもの。
なぜかこのテープは「放送禁止」になったままになっていたらしい。
そこには彼の死生観や文学論などを詰まっていたそうです。
その中の音楽についての内容について、私は興味を持ちました。



(以下、引用)
音楽への興味は「全然ない」ととしながら、
小説「獣の戯れ」を書く直前には、
ベートーヴェンの曲を演奏会で聴き、
「暁の寺」の執筆中はドビュッシーの曲を繰り返し聴いて
「イメージが出て」きたと、意外な一面を明かす。



三島が音楽が好きかどうかはどうでもよいのですが、
ベートーヴェンやドビュッシーの音楽を聴いたことが
創作を助けていたとは言えそうですね。

「暁の寺」の舞台になった
バンコクのチャオプラヤー川添いのはワット・アルンへ行ったことがありますが、
たしかにこの寺院の景観は
どことなくドビュッシーのピアノ曲・前奏曲集第1巻「沈める寺」を想起させるものがあります。
むかし「暁の寺」は読みましたが、残念ながらそこからドビュッシーの音楽は
聞こえてこなかったなぁw。

私は三島がつくった映画「憂国」をみたことはありませんが、
この映画のBGMにワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」が使われているのは有名です。
どうしてこの曲を選んだのかという問いに、三島は
「死において男女の愛が完成する、というテーマにおいて相通 じるところがある」
という返答だったと訊いています。

三島にとって「音楽」は、
自分の芸術を支えるために利用した道具のようなものだったのでしょうか?
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