音楽会のチラシをデザインする

2015.12.05.Sat.09:31
先月の中ごろ、友人のヴァイオリニストの宮野陽子さんから
来年2月16日ルーテル市ヶ谷センターホールでリサイタルをするので
チラシをデザインしてほしいという依頼がきました。
宮野さんとは30年来の友人です。
芸高、芸大で原田幸一郎氏や天満敦子氏らに学んだ後、
オランダのロッテルダム・フィルに入り、
帰国後、東邦音大の准教授をされています。

12/5の学内の室内楽の演奏会の時に配りたいので
大至急ということでした。
2週間ちょっとしかありません。
デザインは好きにしてよいと言われて
「時間がぜんぜん無いじゃん…」とグチグチ言いながらも
宮野さんご一家には学生の時からお世話になっているので
お引き受けすることにしました。

まずスケジュールを決め、
短時間でデザインを考えて
宮野さんにOKをもらってから
地元の印刷業者さんに刷り上がていただき、
ギリギリで宅配便で送ることができました。
とりあえず間に合ってよかったです。

できたのがコレです。

IMG_0442ym.jpg

最近のクラシックの音楽会のチラシは、
パソコンで自由にデザインできるようになったので
カラフルなものが増えましたが、
私は色が少ないものが好きです。

短時間で私ができると思ったデザインは、
点・線・面によるコンポジション風のもの。
クレーやカンディンスキー、ロシア構成主義が好きで
その影響が色濃く出ているように思われますw。

音楽の3要素であるリズム・ハーモニー・メロディが
チラシから感じられたらイイなと考えました。
たとえば、ストライプや図形は、音の刻み(リズム)のように見えるし、
幾何学的な形態が4✕5のグリッドに秩序よく納まっていればハーモニックだし、
円弧はバイオリンのフレーズ感、つまりメロディ・ラインのような見えてきます。

一方で
左の方には円弧でヴァイオリンのシルエットが浮かび、
ストライプではピアノの鍵盤のような感じがでるかなぁと考えました。

全体的に黒とグレイと白の色調ですが、
若竹色をアクセントを一部に使いました。

空いているスペースに、
出演者の写真や経歴、プログラム、会場への地図をレイアウトしました。
このチラシづくりも、全体から部分へデザインが移行する
建築のデザインプロセスと似ていますね。

チラシのデザイン案を見せた時、
「斬新でイイ」とすぐにOKがでましたが、
同時にチラシのデザインをモチーフにして
チケットも作ってほしいと言われました。
乗りかかった舟なので仕方がない。

チケットの色はワンポイントカラーに採用した若竹色にしました。
チラシの中のパーツを利用して余白が利いた感じにしました。
半券をもぎった後、残りのチケットには
3つの○と3つの□が響きあういうオチもつけました。
本の栞などに使ってもらえたらいいなぁと思っています。

たまにはこういうモノを作るのも
ある意味で楽しいのですが、
かなりバタバタな2週間でした。

IMG_0448ym
スポンサーサイト
コメント
見れない…
お久しぶりです!!
エビネンコさんがデザインなさったチラシ、ガラケーからは見れないようです~残念です……(泣)
ご無沙汰しています。
ゲルバー夫人さん

ぜひパソコンかスマホで
御覧ください。

管理者にだけ表示を許可する