「濫觴」という言葉、知っていますか?

2015.09.25.Fri.23:21
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この写真は、
1997年にカンボジアを外遊した時、
アンコール・ワット寺院とその上に浮かぶ
天女のような雲をモノクロで撮ったもの。

大きく引き伸ばして額装したものを
デジカメでさらに私が撮ってみました。
当時は35ミリの一眼レフを使っていました。
重かったですよ、ホント。

この頃、まだポル・ポト将軍がジャングルの中に潜んでいて
政府軍とゲリラ戦をしているような状態でした。
だから私のような旅行者は行動が制限されていて
訪問できたなかった名所がいくつもありました。

したがって、アンコール・ワットを中心とした建築群は見られても
アンコール王朝の彫刻などをじっくりとみることができませんでした。

あれから18年。

さる8月、福島県のいわき市美術館で
「アンコール・ワットへのみち」展があるときいて
これは千載一遇のチャンスと思い、見てきました。

展示されている石の彫像をみながら、
苦労して旅したカンボジアの記憶が蘇ります。
(当時はカンボジアに観光客はほとんどいませんでした。)

展示は、カンボジアの太古の歴史を
さかのぼるようにされていました。
時代とともに、表現様式の変化などがみてとれます。
なんと言っても魅力的なのは、
下のチケットの写真にあるような豊満な女神像です。

外遊時、私はバンテアイ・スレイ寺院の
「東洋のモナ・リザ」と呼ばれる女神像が見たかったのですが、
その辺りこはゲリラが潜んでいて危険だから行かないほうがよい
と現地の人に忠告され、行くのを断念した経緯があります。
したがって、展示品をみながら、その面影を想像していました。

展示をみている時、
ちょっとしたハプニングがありました。
展示の中に、「アンコール彫像の濫觴」というタイトルがありました。

濫觴(らんしょう)って、何?

普段は全然、使わない言葉です。
展示の流れから、
なんとなく意味は想定できましたが、
正確な意味が知りたかったので
近くにいた係員に訊きました。

館内にした係員はみな「?」でした。
なんとか意味を調べようと係員も躍起になり
最後には担当の学芸員まで出てくる始末。
笑えますね。

濫觴とは、
「ものごとの起こりやはじまり」という意味で
語源は、揚子江のような大河も
源は觴(さかずき)を濫(うか)べるほどの細流にすぎない
~という孔子の言葉らしいことを知りました。

なかなか高尚な言葉のようですね。
勉強になりましたが、
意味がわかるまでに15分もかかりましたとさw。

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