LFJ2015(5/3公演)

2015.05.04.Mon.12:52
5月の大型連休恒例となった
クラシック音楽のお祭り「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(LFJ)」を
5/3に聴いてきました。

なぜこの日を選んだかというと、
同日午後に紀尾井ホールで「至高の室内楽」という
原田幸一郎氏の古稀をお祝いする音楽会が聴きたかったので、
その公演に併せて、LFJもその日に合わせ、
私の琴線に触れる公演を選びました。

今回のLFJでは、SNSで親しくなった方々と
コヒーブレイクや夕食を取りながらの歓談も楽しかったです。

■公演番号 : 221恋のパシオン 10:30-11:15
“恋の物語~シューマンによる悲恋物語”
♪メンデルスゾーン:無言歌より
♪メンデルスゾーン:ロンド・カプリチオーソ ホ長調 op.14
♪シューマン:クライスレリアーナ op.16
出演者 児玉桃(ピアノ)

この公演を聴いてみたいと思った理由は
フランス近代音楽や現代音楽が得意な児玉桃さんが
ドイツのロマン派の音楽することが珍しい!と思ったからです。

開演前、クラシックソムリエのコーナーに
音楽評論家の山崎浩太郎さんがいたので、
私は彼に話しかけてみました。

それはシューマンの音楽へのアプローチについて。
ベートーヴェンやシューベルトなどドイツ音楽の流れでシューマンを弾くピアニスト、
同時代に生きたシューマンとショパンを対比的に弾くピアニストがいるなかで
児玉さんがシューマンを弾くのはどういう心境なんでしょうね?
という感じで雑談をさせていただきました。

メンデルスゾーンに関しては「音の風景画家」、
シューマンに関しては「心のイメージの風景画家」とう特徴があるので、
そのあたりと児玉さんが得意なレパートリーとの重なりを意識しながら聴くと楽しめそう~
という所感を持って臨みました。

ちょっと主催者側に文句が言いたいのは
たくさんあるメンデルスゾーンの無言歌の中で
何が演奏されるか告知や当日案内が皆無だったこと。
不親切だったと思います。

比較的、有名な4曲で私は聴いたことがあったので
幸い、私はわかりましたが…。
ちなみに演奏されたのは
・op19-1「甘い思い出」
・op19-2「狩りの歌」
・op53-2「浮雲」
・op67-4「紡ぎ歌」

児玉さんの無言歌は
まあ、こんなもんかな…というものでした。
ハーモニーよりもメロディが際立ってしまっていて、
様相なるものが十分に感じられませんでした。

シューマンのクライスレリアーナはちょっとガッカリ。
淡彩の絵のような音が薄い感じで、
私が好きな濃厚なシューマンの響きが感じられませんでした。


■公演番号242 祈りのパシオン 12:00~12:45
“祈りのバロック~バッハによる感謝のモテット”
♪J.S.バッハ:モテット「来たれ、イエスよ、来たれ」 BWV229
♪J.S.バッハ:モテット「イエス、わが喜び」 BWV227
♪J.S.バッハ:モテット「主に向かって新しき歌をうたえ」 BWV225
ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
ダニエル・ロイス(指揮)

モテットは、受難曲やカンタータとちがって比較的に小規模なので、
45分の演奏時間には、イイ尺じゃないかなと思って選びました。
ローザンヌはフランス語圏だからかもしれませんが、
ドイツの合唱団のような重厚さよりも、透明感があるピュアな響きで
なかなか楽しめました。
2曲目のモテットのラスト、アルトの女性が
演奏中に大クシャミをしたのには笑いました。

この演奏の後、紀尾井ホールへ行き、
夕方戻ってきました。

■公演番号236 いのちのパシオン 19:45~20:30
“パシオンの邂逅~越境するアコーディオン”
♪ダカン:ロンド風のミュゼット
♪ダカン:ロンド風のタンブリン
♪ダカン:かっこう
♪ラモー:鳥のさえずり
♪ラモー:ロンド風のミュゼット
♪ラモー:タンブリン
♪ラモー:めんどり
♪イベール:「物語」より 年老いた乞食
♪イベール:小さな白いロバ
♪ピアソラ:S.V.P.
♪ピアソラ:バチンの少年
♪ピアソラ:セーヌ川
♪ピアソラ:白い自転車
(アンコール)スカルラッティ:ソナタ ハ長調
御喜美江(アコーディオン)

2013年に水戸芸術館で聴いた
御喜さんのアコーディオン奏を聴いて魅了され、
私は2年ぶりに聴いてみたいと思いました。
比較的小さめのホールだったことが幸いして、
トークを交えながらのアットホームなものになり、
とても楽しめました。
ピアソラのタンゴは、アコーディオンとうい楽器にフィットしますね。
アコーディオンの蛇腹は、御喜さんの「肺」のようでした。
それだけ演奏者と楽器が一体化していたということです。
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