伝フェルメール画の「聖プラクセディス」

2015.04.13.Mon.20:22
美術や音楽に造詣が深い友人のブログで
フェルメール作かもしれない「聖プラクセディス」という作品が
東京・上野の国立西洋美術館の常設展示室に展示されている
ということを教えていただきました。
知らなかったのでビックリ!でした。

最近の私の美術の興味は
現代美術や抽象画の方へいってしまっていますが、
その作品がフェルメールの真作か否かという議論は置いといて、
純粋な美術愛好者としてとりあえず見ておきたいと思っています。

17世紀オランダの画家ヨハネス・フェルメールの作品は
30数点と言われていて、少ないことで有名です。
私は欧州の有名美術館、日本における特別展、
とりわけ2002年春にたまたまモロッコ外遊の帰路の立ち寄った
マドリードのプラド美術館でみた特別展「フェルメールとオランダの室内装飾」、
これらの機会に計15点程度の作品を見ました。

希少性ということよりも、
その画面の中に描かれた小宇宙のような空間と、
光や影、寓意にみちたインテリアの描き方に感銘を受けました。
しかし真偽が話題になっている
「聖プラクセディス」と対面したことがありません。
古い画集には、フェルメールの作だと紹介されていました。

ちなみに聖プラクセディスとは
2世紀頃の人物で、処刑されたキリスト教信者の遺体を清めることに努め、
彼女は殉教者(絵の背景に見える)の血を含ませたスポンジを絞っている…
とwikiにありました。

この絵画が寄託されて常設展示されている経緯は、
昨年7月のロンドンのオークションで日本人が約10億8600万円落札し、
その方が西洋美術館に寄託の申し出があったそうです。

真偽については研究者が議論しているらしいようですね。
・鉛白(白色の顔料)の成分が、フェルメールの初期作品で用いられた成分と似ている。
・画面に残された署名と年紀による若きフェルメールの模写説

なかなか真偽がはっきりしない絵画を展示するのは
美術館にとってはむずかしいこともありますが、
美術ファンにとっては、話題性が十分にありますね。

個人的には、若きフェルメールが模写した作品であったならイイな。
わが国もフェルメール・コレクターの仲間になれますからね(笑)
後年のフェルメールらしさはあまり感じられないのが残念です。

fermere.jpg
スポンサーサイト
コメント

管理者にだけ表示を許可する