オペレッタからたどり着いた話

2015.02.13.Fri.11:26
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仕事のBGMとして流す音楽、
私は聞き流せるような軽快で明るいものを好みます。
「こうもり」や「メリーウィドウ」など喜歌劇や
オペレッタ・アリア集あたりがちょうどよいのです。

昨年、買った10枚CDボックスの
「オペレッタのレジェンドたち」を最近、聴きはじめました。
(画像の左下のもの)
フリッツ・ヴンダーリヒ、アンネリーゼ・ローテンベルガー、ルドルフ・ショック、
エリーザベト・シュヴァルツコップら往年の名歌手にまじって、
エリカ・ケートという知らない歌手の名前がありました。

ケートは2枚のCDに、
レハールやシュトラウスらのアリアを
チャーミングな声で歌っていました。
知らない歌手だったので、いろいろ調べてみると、
「おぺきち」さんという方のブログに
興味深い日記「日本語は人を敬う」を発見。
以下、引用します。



1963年日生劇場の落とし公演で、
ベルリン国立歌劇場のモーツァルト『フィガロの結婚』上演された。
スザンナ役を演じたドイツのソプラノ歌手
エリカ・ケートさんと浅利慶太さんと歓談の際の話。

エリカ・ケートさんは言語の響きや匂いに敏感だったそうです。
エリカ・ケートさんの感じる言語を比較した。

イタリア語・・・歌に向く言葉
フランス語・・・愛を語る言葉
ドイツ語・・・詩を作る言葉
スペイン語・・・祈りを捧げる言葉
英語・・・商売をする言葉
ロシア語・・・人を呪う言葉

最後に日本語は?
と、浅利さんが尋ねると・・・人を敬う言葉
と話したそうです。

(中略)

今私達は個を重んじるばかりに、自分の状況を
人が悪い、社会が悪い、時代が悪いと、心を乱してしまう。
日本はもともと人を敬い、物や自然をいつくしみ大切にしていました。
私達が 美しい日本語、美しいこころは
日本独自の習慣や食生活、文化から育まれたものだと思います。

今エリカ・ケートさんが日本語を尋ねても同じ答えはかえって
こないと思います。

まずは自分から
人を敬うことは自分に対しての厳しさや自信、余裕がないと難しい。
でも他人を思いやり敬う事ができるよう努力しようと思いました。



いろいろな言語で歌ってきた歌手ならではの
考え方だと思いました。

歌に向くイタリア語はオペラに、
愛を語るフランス語は演劇・映画に、
詩を作るドイツ語は歌曲にピタッとハマる感じがします。
人を敬う日本語にハマるものってなんでしょうか?
敬語は日本語というより、もう別の言語化してしまっている気がするくらい
今の日本語はヘンですねw。(私もそうですが…。)

そして、
エリカ・ケートが歌うドイツ歌曲が聴いてみたくなって
you_tubeでさがしてみたら、モーツァルトの「春への憧れ」K.596がありました。
私、この心が浮き立つようなそして純真で透明感があるこの歌曲が好きです。
たしかにエリカ・ケートはドイツ語で詩情を歌っています。

余談ですが、
このメロディはモーツァルトのピアノ協奏曲第27番K.595の転用。
11月の水戸室内管弦楽団の定期演奏会で、
広上淳一の指揮、メナヘム・プレスラーのピアノで演奏されるとききました。
この演奏会は!聴きに行ってもよいと思っています。

https://www.youtube.com/watch?v=vxYBlixs6Ic

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