映画『マエストロ』をみて

2015.02.02.Mon.23:07
月曜の午後、ポロッと時間ができたので
ひたちなか市のシネコンで
映画『マエストロ』をみてきました。

まあまあ楽しんできました。
映画『のだめカンタービレ』のファンの方なら
まちがいなくウケる映画でしょう。
ネタバレしない程度に感想を記します。

①突っ込みどころは満載
②『のだめカンタービレ』と比較しながらみるとおもしろい
③演奏シーンは見応えがあった
④印象の残るセリフが多い。
⑤天籟(てんらい)~という言葉が印象的

①突っ込みどころは満載

私は原作となったさそうあきら氏のマンガを読んでいたので、
映画ではやや説明不足な演出も理解できましたが、
読んでない方は「?」と思う箇所もあったと思います。
しかしディテールは、あえて書きません。
実際にみて確認してください。

②『のだめカンタービレ』と比較しながらみるとおもしろい

『マエストロ』は3人の人間関係が軸に物語が展開します。
これは『のだめカンタービレ』と似ています。

【男性の主演】千秋真一(若き指揮者)-香坂真一(コンサートマスター)
【女性の主演】野田恵(ピアニスト)-橘あまね(アマチュアのフルート奏者)
【かき回し役】シュトレーゼマン(巨匠指揮者)-天道徹三郎(無名の指揮者)

才能はあるけど満たされない音楽生活を送っている男性主人公、
天然系のゆるい女性主人公、物語をひっかきまわす老指揮者。
脇を固めるクセのある楽団員が多いという点も似ています。
人間同士の葛藤が弁証的に物語を展開させていくというのは常套手段ですね。
天道役の西田敏行はかなり熱演だったと思います。
松坂桃李は鬱屈した香坂役をなかなか好演していました。
香坂のマンションの絵画やオーディオなどは
音楽家の一面を垣間みせるような演出で
なかなか気が利いていました。

③演奏シーンは見応えがあった。

オーケストラの練習シーン、音楽会本番のシーンでは
カメラワークがなかなか凝っていて楽しめました。
特にアングルに工夫がありました。
ちなみに演奏される曲は、
ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」と
シューベルトの交響曲第7番「未完成」です。
見る予定の方は楽しみにしていてください。

ちなみに中央交響楽団の復活コンサートは
4月19日と20日の両日。
初日と2日目のちがいが重要なオチとなります。
ちなみに2日目にあたる4月20日は私の誕生日ですw。

④印象の残るセリフが多い。

「世界でいちばん美しいのは音楽」
「音楽は一瞬で死んでしまうけど、誰かと響き合えたら永遠になる」
「これが最後と思って演奏したことがあるのか」
「人ひとりを殺すつもりで音を出してみろ」

⑤天籟(てんらい)~という言葉が印象的

天籟の「籟」という字は、竹かんむりに信頼の「頼」と書きます。
一般的に辞書には
・ 天然に発する響き。風が物に当たって鳴る音など。
・ 詩文の調子が自然で、すぐれていること。絶妙の詩文。「―の文章」
とありますが、『マエストロ』では、

音のない音、静寂の中で宇宙から降りてくる音
演奏が終わった後の余韻の中にきこえてくる音

という意味で使われています。
私がこれまで聴いてきた音楽会の実体験でも
「天籟」が聴こえてきたような瞬間がありました。
この映画を見られる予定の方、
ぜひ映画の中の「天籟」にご期待くださいw。


いろいろ書いちゃいましたが、
ネタバレになってしまったら
ごめんなさい。
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