なつかしい旧東京都庁

2014.11.06.Thu.12:41
数日前の深夜、WOWOWで放送された
市川崑監督の映画『東京オリンピック』(1965年製作)を興味ふかくみました。
記録映画を超えた人間ドキュメントとして、すばらしい作品だったと思います。
あるシーンを数視点から撮影したり、
超望遠レンズで選手の胸の鼓動や汗を撮影したり、
勝者の歓喜と敗者の絶望をドラマティックに撮影したり、
非常に工夫された内容で、芸術性さえ感じます。

もう一方で、
私の仕事がらかもしれませんが、
私の興味をひいたのは、映像にでてきた昭和39年の東京の風景と
竣工したばかりの国立競技場、駒沢競技場、代々木体育館などの建築群です。
私は昭和39年生まれなので東京五輪の記憶がありません。
映画には、聖火リレー様子、路面電車、高層ビルがない新宿、
マラソン・コースになった甲州街道などが出てきてました。
よく知っている風景なので、そのちがいがおもしろい。
競技につかわれた会場は、基本的には当時のまんまです。

その中で、有楽町にあった
旧東京都庁の前を聖火リレーが通る一瞬のシーンはとても印象的でした。
とりあえずデジカメでそのシーンを切り取っておきました。
(この場所は、今、東京フォーラムになっています。)

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東京五輪の聖火リレーが旧都庁に到着したした時、
本庁舎のバルコニーからは参加94か国の国旗と
五輪のシンボルマークなどが掲げられ
そのシーンが空から撮影されています。
なかなか色彩的で祝祭感がでていますね。

私はこの旧東京都庁(設計:丹下健三)は、
建築学科の学生だった時に見学に行ったことがあります。
丹下氏がル・コルビュジエの影響を
もっともよく出ていると言われた建築でした。
それは建物のプロポーションやファサード、ピロティ、ルーバーなどにみられます。

2002年にフランスを外遊した時に
マルセイユにあるル・コルビュジエ設計のユニテ・ダビダシオンを見た時、
さまざまな点で旧都庁と瓜ふたつでしたね。
特にスケール感。
(マルセイユの方が先なんですけどね~w。)
解体されてしまった旧東京都庁をふたたび見るような思いでした。
下の画像は、買ったばかりのデジカメで撮ったものです。

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