気分よく聴けなかった水戸室内管第91回定期(1/2)

2014.10.10.Fri.22:16
水戸室内管弦楽団 第91回定期演奏会
2014年10月4日(土)18:30@水戸芸術館
♪ハイドン:交響曲 第103番 変ホ長調 Hob.I-103 〈太鼓連打〉
♪ルトスワフスキ:オーボエ、ハープと室内管弦楽のための二重協奏曲
♪ドビュッシー:バレエ音楽 〈おもちゃ箱〉 (ト書き訳:杉本秀太郎) 
指揮・オーボエ:ハインツ・ホリガー
ハープ:シャンタル・マテュー
語り:柳家花緑

先週末、水戸室内管弦楽団(MCO)の定期演奏会を聴いてきました。
私、2002年秋以来、MCO定期は40回あまり聴いて来ましたが、
その中でも、特にガッカリな内容になってしまいました。
その理由は、
①演奏中のある聴衆の迷惑行為で、あまり音楽に没頭できなかったこと。
②演奏内容が私の想定を超えていなかったこと。

今日は①に関して記します。

レストランの評価が味・サービス・店のインテリア・雰囲気など総合的に判断されるように
私は音楽会の評価は演奏内容・ホール・聴衆などを総合的にみるようにしています。
私のガッカリは、演奏の外で起こりました。

私は出先から開演10分前ごろにギリギリに席に滑り込みました。
ステージに向かって右手側の、ステージ後方席です。
この辺りは、指揮者の表情が右斜め45度からよく見えること、
ヴァイオリンの音がよく響くこと、低弦群の重低音が体で感じられること
という理由でとても好んでいます。

演奏がはじまる直前、指揮者の先のステージ前の席に
4~5歳と思われる男の子が座っていることに気づきました。
エッ!と思って、私は隣の方に話しかけてみました。

「私には未就学児の子がいるようですが、どう見えますか?」
「私も座ってからずっと気になっていました。大丈夫でしょうか?」
「未就学児は入場ご遠慮になっているはずですが、
あの子供は家族と来ているようですね。どう見ても小学生ではなさそうです。
演奏中に騒いだりしたら大変ですね。」
「ホント、気分よく聴けませんね。ハラハラします。」
「もう演奏がはじまってしまうので、
前半が終わったらスタッフに確認してもらいましょう。」

演奏中、その男の子が声を立てて騒ぐことがなかったのは幸いでした。
しかし、席にはジッと座ってはいませんでした。
隣の父親に抱っこしてもらったり、その席で寝転んだり。
それは落ち着きのないものでした。
指揮者をみるとどうしても視線の先には彼が動いているのが気になります。
音は立てずとも、これは大人であろうと子どもであろうと迷惑行為。
私と同様、ステージの後方の席にいた友人たちも彼に気がついていました。

私、前半は我慢して聴いていましたが、2曲目が終わるとすぐに
いちばん近くにいた女性スタッフに
「未就学児がステージに向かって左手前方にいるようです。
演奏中は席でジッとしていないのでみんな気になっています。
確認してもらえませんか?そして問題ないか報告していただけないですか?」
と申し上げました。
しかし、後半がはじまっても状況は変わらず。
さきほどのスタッフからは何のレスポンスもありませんでした。

私、これまでバレンボイムやラローチャのピアノ・リサイタルで
ホールに入場していた幼児が泣いたり騒いだりしたことで、
せっかくの演奏が台無しにされたことがトラウマになっています。
だからできるだけ客層がよいと思われる演奏会しか行きません。
まさかMCO定期に未就学児が来ているとは思いませんでした。

私、翌日早朝から仕事があったので、終演後、すぐに帰宅の途に就きましたが、
帰りぎわに顔なじみの学芸員に未就学児と思われるお客に迷惑した旨だけ伝えました。
また、水戸芸のツィッターに、演奏中の迷惑行為があったことをコメントしました。
しかしなんと、それが翌日に削除されていて、私、怒り心頭に発しました。
自分たちにとって都合が悪いことは、隠蔽したいということでしょうか?

水戸芸のスタッフに、私は常々、演奏中のノイズのことにクレームを言っています。
携帯やスマホの電波除去装置を都内のホールのように付けてほしいとお願いしていますが
未だに実施されていませんし、
今回のように未就学児の入場を許し、演奏中の迷惑行為が野放しにされてしまいました。
少なからず館スタッフもホール内にいるのに気づかないのでしょうか。
水戸芸術館のコンサートホールは、
音楽を聴くためのよい環境を整えるつもりがあるとは
到底、思えませんでした。

※演奏内容に関しての感想は別にUPします。
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コメント
(怒)
エビネンコさん

Y澤氏が学芸員で水戸芸にいらした当時は、このような信じられない状況は無かったように思います…

『クラシック音楽を聴く・クラシックに触れる』ことを知らない人間が水戸芸で働いているのではないでしょうか?
はじめまして
私も水戸室内管弦楽団は、相当聞きに行きました。30回は行ったかと思いますがここ三年ほどはいっておりません。

水戸芸術館は、予算の関係かもしれませんが、全体的にクオリティーが落ちてきているのが残念です。一番ひどいのが演劇部門ですが、音楽部門も学芸員などはずいぶん変わったようですね。しかるべきことはしないのに変なプライドだけはある人が水戸芸術館には前からいましたが、その傾向が強まっているのかもしれませんね。

開館当時から水戸芸術館に通った身としては大変残念なことです。
最近の水戸芸
ゲルバー夫人さん

私の考えですが、
2年前に前館長の吉田秀和が
亡くなってしまったことが大きいと思います。
館長が替わってからは
水戸芸全体に緊張感がないと思います。

それと事務方のトップは
水戸芸前の旧京成のところに
新しい市民会館ができることに
大賛成しているそうです。
最近の水戸芸
牛山馬男(ジーコ寅)さん

はじめまして。
コメント、ありがとうございます。

水戸室内管弦楽団は20年を経て
そろそろ団員の世代交代が必要だと思います。
ヴァイオリン陣はうまくいってないですね。
昨年、全体をまとめていた
潮田益子さんが亡くなってからは
アンサンブルのまとまりに欠けています。

演劇部門の芸術監督が昨年、替わりましたが、
私がみるところでは
水戸芸でいちばん意欲的なのが
演劇部門のように感じられます。
やはり上に立つ人の力量が
重要だと思います。

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