サッカー展、イメージのゆくえ。@うらわ美術館

2014.07.01.Tue.00:29
数週間前、上京した時になんとか時間をつくって
うらわ美術館へ「サッカー展、イメージのゆくえ」をみにいってきました。
これは、うらわ美術館開館15周年とW杯開幕が重なった
タイムリーな企画展です。(あっ、6/22で閉会しました。)

主な展示内容は以下の通り。
・FOOT BALL:「足」と「球」をめぐる美術作品
・サッカー以前:サッカー
 蹴鞠(日本)、民衆のフットボール(イングランド)、カルチョ・ストーリコ(イタリア)、
 明治~大正~昭和戦前期:日本へのサッカー導入
・モダニズムとスポーツ、ベルリンオリンピックと美術
・戦後~現代:サッカーワールドカップポスター、
 雑誌「ぴあ」の表紙を飾ったサッカースター、サッカー漫画
・サッカーをめぐる現代のアート

今、行われているW杯をみれば、
サッカーは試合そのものを楽しむだけではなく、
熱狂や興奮、国や民族の一体感をつくる一方で、
勝者・敗者に分かれることで対立や憎悪をつくりだしています。
また、サッカーが歴史や文化などを表象する道具にもなっていることに気づきます。
ユニフォームの色やデザインをみれば
その国の記号になっていることがよく分かります。

美術と通してみるサッカーも、
なかなか本質をついているところが多々あって、
私はとても楽しめました。
以下の画像は、購入したカタログを接写したものです。

天明屋尚のドイツW杯のポスター
甲冑の武者がサッカーをしています。
戦みたいだけど、楽しそう…。
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白髪一雄の足だけで描いた油絵
ボディ・ペインティングと言えるでしょうか。
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岡崎和郎の「P.M・ボール」
それがピエット・モンドリアンであることが明らかです。
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ギュンター・ユッカーの「スパイク・シューズ」。
スパイクに釘がついていて、
サッカーをすることを拒否しているようであり、
また凶器のようにも見えてきます。
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時代を映す雑誌「ぴあ」の表紙を飾る
3本足のヤタガラスになったジーコ。
鹿島アントラーズを応援する私にとって嬉しい作品。
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日比野克彦の「soccer stadium」。
得意のダンボール・アートです。
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そして、ここ毎日、サッカーをTV観戦をしながら、
この展覧会の現代美術家・小沢剛氏の作品の解説にあった
以下の彼の言葉にをかみしめています。



美術を鑑賞する私たちが、作品創作の過程をみることはほとんどありません。
鑑賞者にとって完成した作品に表現されていることが作家と共有する全てと言えるでしょう。
しかしながら、
スポーツにおいて誰が勝者となつのかという結果が最も重要なことにも関わらず、
スポーツを鑑賞する上で観客が楽しみ、費やす時間の99.9%は勝者が決まるまでの過程です。
サッカーで言うならば、一試合の90分の過程を観客と選手は共有するのです。



この言葉をリビューしてしまうと、
今夜の試合、フランス×ナイジェリア、ドイツ×アルジェリアは
おそらく仏独の盤石の勝利になことが予想できるので、
この2試合は、翌日、録画観戦でいいかな~と思っていましたが、
今になって、ライブで見たくなってきましたw。
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