大きな山車とからくり人形の祭 【日立風流物】

2014.04.08.Tue.10:59
毎年春の「日立さくらまつり」では
日立風流物という神峰神社に伝わる
可動・変形する大きな山車と、
その上で行われるからくり人形芝居が公開されます。

2009年9月、京都の祇園祭の山鉾といっしょに
ユネスコ無形文化遺産に登録されました。
また、国の重要有形民俗文化財と
重要無形民俗文化財の両方に指定されているそうです。
(全国で5つの内のひとつ)
祗園祭のように知名度は高くないのですが、
その文化的な価値は高いようです。

4/6の日曜に、ひさびさに見物してきました。
子どもの時にはじめて見た時は、
このような壮大な仕掛けにものすごく驚きました。
(高さ15m、奥行き8m、巾3~8m、総重量5t)

【Wikipedia】によると
1695年(元禄8年)、
徳川光圀の命により行われた神峰神社の大祭礼に
山車が繰り出されたことに始まり、
享保年間 に人形芝居が加えられ、
今日のようなからくり仕掛けの山車に発達したようです。

このようなさまざまな技術を駆使した
可動劇場的なお祭を発達させたということは、
日立市は工業都市の下敷きとなりうる素地のようなものが
あったということでしょう。

409bb.jpg

演技がはじまる前の山車の姿。
サクラ並木の中でたたずんでいます。
大きな山を背にした城郭の形を模した六層構造。
第一層は囃子方や作者が乗り込む部分。
第二層からは五層の唐破風造り。

第三層から第六層までが昇降機構によって
せり上がって、左右にパカッと開いて、
逆三角形をした五段の雛壇となり、
操り人形芝居の舞台となります。
各段でさまざまな芝居が上演されます。

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今年の表山の演目は「源平衰退記」。
鞍馬山で修行をする牛若丸と烏天狗、
五条大橋の義経と弁慶、
平敦盛、那須の与一、平知盛らが登場。

409aa.jpg

後半になると山車が180度回転。
裏山が舞台となります。
演目は、「かびれ霊峰と御岩権現」
娘たちが龍に襲われそうになる時、
人形が早返りして武者になります。

409dd.jpg

これは横からみたところ。
仕掛けの構造が分ると思います。

毎年春に上演されるようになったので
日立市民は見慣れていますが、
はじめてこれをみた外国人観光客は
驚嘆していたようです。

この祭がおもしろいのは
場面の変化が多いことです。
山車のせり上がりと開き、
からくり人形の早返り、
山車の回転による舞台の早替わり。

以下、私がyou_tubeに投稿した
日立風流物の動画です。
よろしければどうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=ZuZzw-X_-LU



https://www.youtube.com/watch?v=JcZ0tnmoTWw

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