年末に聴く「エリア」

2013.12.31.Tue.13:00


12月30日の午前中はゆっくりと音楽鑑賞。
マーラーの交響曲第9番ニ長調、
ブラームスのドイツ・レクイエム、
シューベルトの交響曲第8番ハ長調「グレイト」
を気分よく聴いた後、
午後から大掃除をしました。

普段、ペンやマウスしか持たないで仕事をしているので、
重いダンボールを物置まで運ぶのはキツイ(笑)

夜は、見たいと思うテレビ番組がないので
ふたたび音楽鑑賞でした。

聴いたのは、
メンデルスゾーン作曲のオラトリオ「エリア」作品70
2時間以上かかる大曲です。
旧約聖書にある預言者エリヤの生涯を題材にした音楽。
メンデルスゾーンは、
この曲を精魂を傾けて作曲したため
命を縮めたと言ってよいでしょうか。

私はこの曲が大好きで5種のCDを持っています。
サヴァリッシュ盤、ブルゴス盤、コルボ盤、
ブロムシュテット盤、ロバート・ショー盤。
しかし、まだ決定盤!
と呼べるものにはまだ出会えません。

昨晩、私が選んだのは
ラファエル・クーベリック・デ・ブルゴス盤。

その理由は、歌手陣が充実していること。
ギネス・ジョーンズ、ジャネット・ベイカー、
ニコライ・ゲッタ、ディートリヒ・フィッシャー・ディスカウという布陣。

そして、私がこの曲の肝と考える
第2部のフィナーレの盛り上がり方がドラマティックで好きだからです。
特に38曲の合唱曲「かくて預言者エリヤは火の如くあらわれ~」以降が素晴らしい。
エリアは神に望まれ、火の車と火の馬で昇天するシーンです。
バッハのようにパイプ・オルガンを劇的に鳴らす瞬間を
きっちりと行っているのはこのブルゴス盤だけなのです。

昨晩は、このエリアを聴きながら、
今年もそろそろ終わりだなぁ~と思うだけでなく、
エリアは、「火の車」と「火の馬」で栄光に満ちた昇天するイメージする一方で
隣国との領土問題、悪法の可決、首相の靖国参拝などがあるにも関わらず、
五輪招致やアベノミクスで浮かれている自分の国を
「火宅」というイメージで重ねて考えてしまいましたとさ…。
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