ブルックナーはグレイトを聴いていたか~?

2013.07.04.Thu.12:24


7月7日に水戸室内管弦楽団の第87回定期演奏会で
シューベルトの交響曲第8番ハ長調D944「グレイト」が
準・メルクル氏の指揮で演奏されます。
私、非常に楽しみにしています。

昨日、twitterでつぶやいたとおり、
CDラックの中にあった自分の蔵盤コレクションには
以下の5種だけあると思っていました。

・カール・ベーム&ウィーンpoの1975年東京ライブ
・ホルスト・シュタイン&バンベルク響
・イシュトバン・ケルテス&ウィーンpo
・ヴァルフガング・サバリッシュ&ドレスデン・シュタールカペレ
・ロイ・グッドマン&ハノーバー・バンド

各種各様の演奏で、ちがいを見出すのが楽しいです。
しかし、別のCDもあったような気がして
夜半に引越し後まだ未開封だったダンボールを開けてみたら
セルジュ・チェリビダッケの没後に
EMIから出た放送録音を音源にした11枚組のBOX-CDが
「ポロッ」とと出てきました。

忘れてた…。

その中に、シューベルトのグレイトがあるではないですか(驚)
94年のミュンヘン・フィルとのライブ盤。
10年以上前に買ったのにまだ聴いていなかった。
さっそく聴いてみました。

いつも話題になるチェリの演奏テンポですが、
このグレイトは約57分程度。
通常の演奏よりも物理的に5~10分長いのですが、
聴いていて長いとは感じません。
それは退屈な演奏じゃないからでしょうw。
夜中に延々とつづく音楽に耳を傾けるのは実にイイ。

チェリの演奏、シューベルト独特の美しいメロディよりも
分厚い音の塊りとその豊麗な響き、
その音楽の巨大さ、勇壮なテンポが印象に残ります。
それぞれの楽器の音のラインが紡ぎあって
みえない彫刻をつくっているような感じもしてきます。
それとホルンの鳴らし方、ささやくのような弦の響きから
ブルックナーの交響曲に似た響きが聴こえてきました。
同じフレーズを繰り返しながらつづく音楽は
列柱や梁、壁面装飾、開口など建築の仕組みにも通じます。
しかし同じように見えて微妙に変化していくことに
おもしろさがありますね。

チェリビダッケのこの演奏を聴くまでは
あまり感じたことがなかったことですが、
ブルックナーはこのシューベルトのグレイトを
自分の音楽の糧にしていたのではないかと
イメージは膨らみました。

日曜日に指揮する準・メルクルは若い時、
チェリビダッケに師事していました。
師を越えた演奏をしてほしいですね。
彼がどんな音楽をつくるのか楽しみです。


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