ブラジル代表に完敗した朝に聴くシューマンの「暁の歌」

2013.06.16.Sun.12:05
さきほどまで、
朝のラジオの“名演奏家の時間”で
マレイ・ペライアが弾く
シューマン作曲の「ウィーンの謝肉祭の道化op26」が流れてきました。
ペライアのピアノ、しなやかな弾きかたで悪くなにのですが、
シューマン独特のクセというか、
もうちょっと毒があってもいいなw。
美しすぎるシューマンは
ちょっとインパクトが足りないかも~
と思ってみたり…。

未明、早起きして
来年のW杯の前哨戦となるコンフェデレーション杯、
日本代表×ブラジル代表の試合をテレビ観戦。
0-3という無様な負けかたを目の当たりにして
私、その不甲斐ない戦いぶり、無策ぶりに怒り全開でした。
不貞寝しようと思っても寝れません。

私、気を鎮めるために
シューマンの「暁の歌op133」のCDをかけました。
マウリツィオ・ポリーニの演奏。
この曲はシューマンの亡くなる直前につくったもの。
「死」を感じながら「朝」の音楽をつくるなんて
屈折した生涯をおくったシューマンらしい。

朝の音楽なのに、諦観がただよっています。
これは朝の清々しい風景描写というよりも
夜明け前の心理描写の音楽という感じもします。
サッカーで負けた朝にぴったりだと思いました。

特にこの「暁の歌」の中では
第1曲目のコラールのような厳粛な響きと
第3曲目の涙が流れるような下降するアルペジオのところが好きです。

この曲を聴きたいと思ったのには
もうひとつ理由があります。
昨夕、水戸芸術館へ児玉桃さんによる
ドビュッシー・チクルスの最終回のピアノ・リサイタルへ行った時、
来秋の内田光子さんの ピアノ・リサイタルが発表されていて
その中に「暁の歌」もあったからです。

■内田光子・ピアノリサイタル
■2013年11月5日(火)@水戸芸術館
♪J.S.バッハ:〈平均律クラヴィーア曲集 第2巻〉から
        第1番 ハ長調 BWV870、第14番 嬰ヘ短調 BWV883
♪シェーンベルク:6つの小さなピアノ曲 作品19
♪シューマン:森の情景 作品82
♪シューマン:ピアノ・ソナタ 第2番 ト短調 作品22
♪シューマン:暁の歌 作品133

水戸芸術館のようなピアノに適したホールで
内田さんが弾く「暁の歌」はぜひ聴いてみたいと思います。
私、シューマンの音楽の本質を知るには
ピアノと声楽がいちばんじゃないかと思っています。
シューマンのオーケストレーションはあまり好きじゃなく、
むしろピアノの音から管弦楽の音をイメージした方が
私は楽しめます。

ちなみに私が敬愛するピアニスト、ラドゥ・ルプーも
秋に来日してくれます。
彼もシューマンの曲を演奏してくれるので楽しみ。

■ラドゥ・ルプー ピアノ・リサイタル
■10月17日(木)1@東京オペラシティ
♪シューマン: 子供の情景 op.15
♪シューマン: 色とりどりの小品 op.99
♪シューベルト: ピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D959(遺作)

内田さんとルプーはファンが多いので
ピアノ・リサイタルのチケット争奪戦は激化しそうです。

今朝はサッカーで負けて
悔しくて泣きそうになりましたが、
それと同じように
音楽会のチケットがゲットできなくて
泣くのも悔しいからね~。
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