「大野&水戸室内・定演」の新聞評

2013.01.24.Thu.16:30
先週の聴いた
大野和士氏指揮&水戸室内管弦楽団(MCO)の定期演奏会の
新聞評が21日の朝日新聞夕刊に掲載されていました。
なかなか興味深い内容でした。

筆者の長木誠司氏(音楽評論家)が聴いたのが初日の1/13、
私が聴いたのは2日目の1/14で
多少の演奏内容には違いがあったかもしれませんが
感想の内容は、私が先週、UPした内容と
おおむね同じように思えました。

1/13の演奏では、
長木氏の新聞評と演奏会を聴いた私の知人たちの話では
ドヴォルザークの弦楽セレナーデの弦の響きについて
もの足りない感じがした~とう内容は合致していましたね。
私が聴いた2日目の演奏は、
(聴いた席によっても微妙に音が違うかもしれませんが、)
私、それほど気にならなかったので
とりあえず2日目は演奏を修正をしてきたということなのでしょうか。

きいたところによると、今回の定期の練習は
いつもよりも短い3日間だけだったようです。
難曲のブリテンやメインのシューベルトの交響曲に
練習の力点がおかれたのかもしれませんね~(苦笑)

「冴え渡る冷気」という表現はツボですね。
妖気がただよう演奏だった~。
演奏の冷気のためかどうか分かりませんが、
14日の演奏会後、大雪で茨城県下は交通網が大混乱でした(苦笑)

後日、ブリテンの声楽作品を
再度、しみじみと聴きましたが、
いつ聴いても、「危うい世界」が
ムンムンとしています。

今年はワーグナーやヴェルディだけでなく
ブリテンもメモリアル・イヤーなので
彼の作品、もっと聴いてみようと思います。

シューベルトの交響曲第6番は出色の演奏でしたね。
うちにあった4つのシューベルトの交響曲全集
ケルテス&vpo版、サヴァリッシュ&ドレスデン歌劇ochr盤、
シュタイン&バンベルクso盤、グッドマン&ハノーバーバンド版と
ききくらべてみましたが、テンポの設定がいちばん共感できたのが
大野&mcoの演奏でした。

演奏会が終わって10日以上経っていますが
あの音がまだ頭の中に残っています。
もう一度、大野&mcoの組み合わせで
音楽を聴きたいなぁ~。

以下、2013年1月21日・朝日新聞夕刊から引用します。
新聞記事をスキャンして、
瞬時に文字画像をテキストにできるソフトは
たいへんに便利ですね(^_^)v







大野和士&水戸室内管弦楽団
「冴え渡る冷気、多感な演奏」   
長木誠司(音楽評論家)

水戸室内管弦楽団の定期演奏会に初めて登場した大野和士。
プログラムがなかなか凝っている。
今年生誕100年を迎えるブリテンの「ノクターン」を中央に置き、
同じ夜の音楽であるドボルザークの「弦楽セレナード」を冒頭に。
そして後半は、弦と管が対等に妙技を発揮する
シューベルトの交響曲第6番(13日、水戸芸術館)。

初顔合わせの難しさは、ドポルザークに出た。
ひんやりと爽やかな夕暮れを思わせるはずのホ長調の弦楽に、
最初どうも透明感が足りない。

冴え渡った冷気、
それは第3楽章のスケルツォあたりからどうやら辺りに漂いはじめ、
次のブリテンの描く夜にはしっかりと居場所を確保した。
8曲からなる作品は、
テノール独唱と弦楽で始まるが、
曲ごとに異なったソロ楽器がオブリガートで入ってくる。
各奏者が出番になるとステージに現れる
という演出は、分かりやすく面白い。

複数の英国詩人による歌詞は、
夜の情景、夜に襲う想念等々をさまざまな角度から描いている。
ブリテンの当意即妙の楽器法を、
吉野直子のハープやバボラークのホルン、アルトマンのティンパニなどが絶品の音にする。
高い燃焼度で歌った独唱の西村悟だが、もう少し子音のきらめきがあったら、
毒々しいブリテン世界を満喫できたろう。
げに英語は難しい。

シューベルトは多感な演奏。
弦楽中心の古典交響曲の世界から思い切り飛躍する作曲家の姿がここにある。
とにかく、工藤重典らのフルートをはじめ、木管が目立って多弁。
テンポの緩急自在度も高く、豊嶋泰嗣がリードする弦の柔軟性も功を奏し、
和気藷々とした雰囲気が全体を支配する。
大編成では絶対に聴き取れないバランスの演奏は、
大野の狙い通りだろう。


AUTHOR: ゲルバー夫人
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IP: 202.229.177.28
DATE: 02/06/2013 15:02:12

こちらからも失礼します。

もう10年以上前ですが、大野和士さん指揮のザグレブフィルを聴きました。

現在はどのような状態かわかりませんが、当時は国の経済的事情で各々が私服でした。スーツの方もいれば、ポロシャツやTシャツの方もいました。

メインはラフマニノフP協2番で、ソリストはロブロ.ポゴレリッチ。それはそれは素晴らしいものでした。
最後のアンコールはスラヴ舞曲Op.72-2で、大野さんが泣きながら振っていらしたのが印象的でした〜今も忘れる事ができません。

また大野さんのドキュメンタリーでシューマン[詩人の恋]やR.シュトラウスの作品のピアノパートを弾いていらしたのも印象的でした。

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