スマホ音大生を注意したら…

2015.02.27.Fri.19:44
昨日、東京出張でしたが、
夜は東京音楽大学で以下のような音楽会を聴きました。

■エリソ・ヴィルサラーゼ|ピアノ・リサイタル& 公開マスタークラス
■2015年2月26日(木)18時@東京音楽大学100周年記念ホール

(前半)
ショパン:ポロネーズ 第7番 変イ長調「幻想ポロネーズ」作品61
ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58
【アンコール】
ショパン:マズルカ?(番号は不明)→「マズルカ 嬰ト短調 作品33-1」だそうです。
ショパン:ワルツ変イ長調作品34-1

(後半)〜公開マスタークラス〜
受講生::片田 愛理(ピアノ演奏家コース・エクセレンス 4年)
受講曲目:ショパン:24の前奏曲 作品28〜

ショパン嫌いの私ですが、
エリソ・ヴィルサラーゼが弾くショパンなら聴いてみたいと思いました。
彼女のリサイタルは昨年2月に聴き、感銘を受けました。
アンコール2曲を加え、1時間ちょいの演奏でしたが満足しました。
ネイガウスらに薫陶を受けたヴィエルサラーゼのショパンは力強く芯がありました。
私が最近、強い関心を持っているマリア・ユージナも
このような感じの演奏をしたのではないかと思いました。
全体的に落ち着いた暗めの音色と
左手の土台となるしっかりとした低音からは
ロシアの大地の風景が見えてくるような演奏でした。
ヴィルサラーゼは11月にリサイタルをするので
ぜひ、聴きたいです。

この演奏会中、私の席のまわりで
ちょっとしたハプニングがありました。

ピアノ・ソナタ第3番がはじまる前に
私のとなりに若い女性が座りました。
演奏がはじまると信じられないことが起きました。
彼女がスマホを取り出して、演奏中にラインをはじめました。
液晶が光ったので、まわりの人はみな「おやっ?」と思ったようです。
私はイラッときましたが、演奏に集中しようと努めました。
彼女は約25〜6分の間、断続的にラインをしていました。
演奏は終わってから、私は彼女に話しかけました。

「すいません、あなたはこの学校の学生さんですか?」
「はい、そうです。」
「演奏中、あなたはスマホでラインをしていましたね」
「はい」
「それって非常識じゃないですか?」
「みんなやっていますよ。」
「サントリーホールや紀尾井ホールでもやっているんですか?」
「……。」
「私は迷惑しましたよ。」
「……。」
「何か私に言うことがないのですか?」
「……。」
「あなた方は楽譜から作曲家の気持ちを読み取って演奏するんでしょ。
それと同じように、迷惑行為が人の気分を害することぐらい想像つくでしょ。」
「……。」

その時、信じられなかったのは
謝罪の言葉はなかったことだけでなく、
その音大生がウルウルと泣きはじめたことです。

私はすこし驚きましたが、
自分はおかしなことは言ったつもりはありません。
しかしセクハラとかパワハラとは言われたら嫌だな…とは思いました。
まあ別にイイやと想いながら、休憩に入りました。
後半の公開マスタークラスがはじまると、
彼女は席に戻ってきませんでした。

帰路の高速バスの中で
私に注意を受けた音大生が
なぜ泣いてしまったのか考えてみました。

①知らない人に注意されてビックリした。
②自分がした迷惑行為に反省して泣いた。
③怒られた経験がないので、屈辱感から泣いた。
④ぶりっ子して泣いた。

おそらく①でしょうね。
まあ、どれでもイイです。
私は世代間ギャップを感じました。

私の「2.26」は
スマホ・ドライバーやスマホ音大生らによって
大迷惑や災難をうけた日となりました。
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