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新そば2023

2022.11.06.Sun.21:31
先週、南会津の新蕎麦を食べてきました。
贔屓にしている十割裁ち蕎麦のお店です。
その日は、要予約の「そば御膳」を前日にお願いしました。

「お世話さまです。そば御膳、明日、食べにいきたいんですけど…」
「ハイ、わかりました。何かご希望ありますか?」
「では、断面お願いします。」
「かしこまりました」
(※店主は私が断面好きであることをご存知です。)

世界で「断面を注文する人」って何人いるだろうか?
お蕎麦を食べに行く度に、断面のことを職人さんに熱心に語ったことで、
断面が注文できるようになって嬉しい。

一の膳(前菜)
あげそばがき、そば刺し、切り干し大根、肉巻き金平
甘ジャコ冷奴、もっとのほかな酢の物、鯛のふわとろ揚げ

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二の膳(十割裁ち蕎麦)

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三の膳(デザート・コーヒー)
リンゴのミルクゼリー黒蜜かけ
柿とヨーグルトのプリン
バナナの天ぷら
コーヒー

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断面は3つありました。

「そば刺し」の表面だけど、
断面っぽく見える。
わさび醤油でいただく。

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「肉巻き金平の断面」

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「バナナの天ぷらのアイス」
揚げたてを急速冷凍すると、
衣がモナカアイスみたいな食感になってビックリしました。

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63年前、日立市で撮影された石原裕次郎の映画『今日に生きる』

2022.09.30.Fri.00:25
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先週、市内のショッピングモール内の映画館で映画『今日に生きる』を見てきました。1959年(昭和34年)の日活映画。監督は舛田利雄、主演は石原裕次郎、他の出演者は北原三枝、二谷英明、南田洋子、江木俊夫、金子信雄、宍戸錠など。この映画が上演されることは市報で知りました。なんと言っても、日立市でオールロケされた映画に石原裕次郎が主演していた…ということ、私ははじめて知りました。

石原裕次郎と言えば、私の世代は『太陽にほえろ』『大都会』『西部警察』など刑事モノのドラマに出演していたイメージが強く、映画では『狂った果実』『黒部の太陽』をテレビで見た程度。映画館で彼の映画を見るのは初めてです。私が生まれる前の日立市の様子への興味が動機になって、見に行ったという感じでしょうか。映画館内は、それなりの盛況で、ほとんどの観客が私より年上の方でした。

映画を見た印象は3つあります。
①63年前の日立市の知っている風景と知らなかった風景が見られた。
②映画の骨格はアメリカの西部劇のようだった。
③若き日の裕次郎は、私の世代でいう織田裕二みたいなイメージか?

①について。昭和34年と言えば、私が生まれる5年前。映画では日立鉱山関係に焦点が当てられていましたが、私が物心がついた頃は日立製作所の創業地として賑わっていたイメージがあります。鉱山関係の場所にはほとんど立ち入ったことがなく、はじめて見たような場所ばかりでした。そういう点では、この映画は日立市の歴史の証言をしてくれていたと言えるでしょうね。私の記憶とシンクロしてくれたのは、東洋一の高さと言われた大煙突、桜の名所で有名な平和通り、よく親と買い物にいった日立フードセンターぐらいかな。小津安二郎の映画によく映っている昔の銀座の風景をみて感慨深い思いになる感じと似ているでしょうか。

②について。アメリカの西部劇って、流れものがある街にやってきて、揉めごとや争いごとを解決して去って行くというVSOP的なイメージがあります。『シェーン』はその典型でしょうか。この映画のあらすじは、北関東の鉱業都市で、2つの運輸会社の対立していた時、東京からの流れ者(石原裕次郎)がそれに巻き込まれたが、勧善懲悪の活躍をして揉め事を治め、恋人と共に去っていくというもの。分かりやすい!この映画の監督は、アメリカ映画に影響を受けた方なんでしょうねw。

③について。この映画の若き石原裕次郎は、正義感あふれるで血の気が多い男として描かれていました。世代が変わっても、このようなイメージの俳優さんって、いろいろ出てきますね。たとえば私とほぼ同世代の俳優だったら織田裕二とか。バタ臭い雰囲気とか。名前も裕次郎・裕二で似てるw。

この映画『今日に生きる』、歴史の残るような名作とは言えませんが、大物俳優を主人公にして、私の地元の街の景色を映画で残してくれてありがとう…という気持ちを持ちました。

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常総学院がノーシード校に負けてビックリ

2022.07.15.Fri.10:02
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昨日、ひさしぶりに日立市民球場で
夏の高校野球県予選の母校の応援に行ってきた。
第一試合、母校は10-0のコールドで勝利。
試合が早く終わったので、第二試合も見ることにした。
夏春合わせて2回優勝の名門・常総学院が
ノーシードの科技日立に6-5で敗れる大波乱。
内容的には見応えがある試合だった。
野球でも、ジャイアント・キリングが起こる。

常総の敗因は、
難しい初戦なのにエースを温存した油断と、
相手投手の緩急のあるピッチングに翻弄されたこかな。
かつて木内監督が率いていた常総は、
夏の決勝戦で、東北高のダルビュッシュ投手の高速球を攻略したような
知恵と工夫と名采配がなかったね。

新ダヴィッド同盟・第6回演奏会@水戸芸術館

2022.06.21.Tue.17:11
6/17、水戸芸術館で新ダヴィッド同盟の第6回演奏会を聴いてきました。新ダヴィッド同盟は、2010年に当時の吉田秀和館長の発案で、シューマンが夢見た芸術家の集まり「ダヴィッド同盟」に由来した名で結成された室内楽ユニットです。世界的な音楽家5人で構成されますが、難点はメンバーが多忙で演奏会が少ないことです。12年間で6回…w。2年に1回のペースなので、忘れたことにやってくるのが新ダヴィッド同盟です。世界情勢を鑑み、今回は日本にいる3人のみで実施されました。

新ダヴィッド同盟 第6回演奏会
2022年6月17日(金)19:00@水戸芸術館
■出演
庄司紗矢香(ヴァイオリン)
磯村和英(ヴィオラ)
小菅優(ピアノ)

■演目
モーツァルト:
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 第1番 ト長調 K.423

ブラームス:
ヴィオラ・ソナタ 第1番 へ短調 作品120の1(※)

シューマン:
ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ短調 作品105

モーツァルト:
三重奏曲 変ホ長調 K.498「ケーゲルシュタット」(※)

演目が発表された時、ヴァイオリン・ヴィオラ・ピアノという楽器で行うやや特殊な室内楽なので、私は苦心と工夫の跡を感じました。
①最初と最後はモーツァルトできっちり押さえ、中は関係性が深いシューマンとブラームスの濃厚な作品を置いた構成。
②原曲はクラリネットとつかった2曲(※)を、弦楽器で置き換えて演奏
ブラームスはヴィオラ・ソナタ第1番は、自身のクラリネット・ソナタを編曲。モーツァルトの三重奏曲は、クラリネット・パートをヴァイオリンで演奏。

実際、聴いてみると4曲とも15~20分程度の演奏時間なのですが、聴きごたえ感がイタリア料理のフルコースの似姿のような様相でした。

アンティパストは、ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲。庄司紗矢香のヴァイオリンは軽やか、磯村和英のヴィオラはコクを与えるバルサミコ。美味しいサラダ。軽快・軽妙な音楽で、まずは「つかみ」は上出来。最年長の磯村は足の具合がよくないらしい。着席で演奏。

プリモ・ピアットは、ブラームスはヴィオラ・ソナタ第1番。冒頭のヴィオラの長いフレーズ感はパスタ似か…w。原曲のクラリネットでも、ヴィオラで演奏されても渋く濃い曲であることは変わりないです。磯村のヴィオラは高齢なためか技術的に不安な箇所もあったけれど、ギリギリ弾き切った感じ。小菅はできるだけ抑えたピアノでうまくフォローしていました。茹で加減が微妙なパスタを、ソースでカバーした感じと言えるかな。

休憩をはさんで、セコンド・ピアットは庄司・小菅のシューマンのヴァイオリン・ソナタ第1番。これは4曲中、この3曲目がメインだったと言ってもいい秀逸な演奏。クールなイメージが強い庄司が、何かに憑かれたかのような険しい形相で演奏してた。シューマンが降りてきたのか…。美しい音楽の中に、高ぶり、揺れ、不安そして安らぎ、いろいろな感情が万華鏡のように展開してゆきました。コロナ禍からはじまった世界情勢の不安感を、庄司がひとりで背負っているかのように見えた。不謹慎ですが、私、「神の子羊」という言葉が浮かびました。昔、ミラノで食べた仔羊のスペッツァティーノ は美味しかった。

ラストを飾るのはモーツァルトの三重奏曲 変ホ長調 K.498。原曲はクラリネット・ビオラ・ピアノですが、クラの代わりにヴァイオリンに持ち替えての演奏。原曲であるかのようにヴァイオリンがフィットしてました。三重奏曲というより、ディヴェルティメント。楽しい音楽の広場。先程までシューマンを鬼のように弾いていた庄司は、美味しいドルチェを食べてニッコリしている可愛らしい女の子に戻っていました。

ああ、お腹いっぱい。
アンコールは、ブルッフ:8つの小品op83-6「夜の歌」。はじめて聴いた曲でしたが、キレイな曲でした。こんな音楽があったのか…。食後のエスプレッソというより、食後酒のヴァン・サント。「夜の歌」には黄金色の極甘の強い酒も似合う。

たいへんに満足できた音楽会でした。
次の新ダヴィッド第7回目、やはり2年後なのか?

鏑木清方の「築地明石町」のそっくりさん!

2022.06.12.Sun.14:08
数週間前に録画していたEテレ『日曜美術館』の鏑木清方特集を、昨夜、やっと見ました。ずっと行方不明だった清方画の幻の日本画「築地明石町」を目玉にした内容。44年ぶりに発見され、先日まで清方の大回顧展で公開されていたそうです。私の子どもの時の記憶では、これを図案にした郵便切手があったはず。残念ながら、展覧会は見に行けませんでした。コロナ禍でもう2年半、上京していません。この作品は東京近代美術館で所属されるようなので、いつか実作が見られることを期待しています。

番組では、この作品のことがたいへん詳しく説明がありました。
作品の舞台は、明治期に外国人居留地だった明石町。
白く霞んだ朝霧の中、もの思う表情の妙齢の女性。
髪を夜会巻きに結い上げ、浅葱色の小紋の単衣に黒羽織。
背景には、手前に朝顔、入江に停泊した帆船のマストが薄く描かれています。
図録などではこの作品は見たことがあったけれど、帆船のマストには気が付かなかったなぁ。

モデルになった方は、清方夫人の知り合いらしいけれど、モデルの写真と実作は全然、似ていませんでした。似せて描くのではなく、清方の理想の女性像を描いたみたいですね。清方が描く女性像は、匂い立つような香気と品格が感じられるものが多いと思います。
録画を見た後、この「築地明石町」のモデルに似た俳優さんって、誰かいないかなぁ…と私の脳内俳優リストを検索してみました。天海祐希さんに似てないか…。顔の輪郭と鼻すじ、目・鼻・口の配置のバランスなどが似てる。天海さんって、きっぷのいい兄貴的なイメージが強いのですが、じっとしていると和風美人。異論は認めますw

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