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最近みた3本の映画③「新聞記者」

2019.07.20.Sat.14:52
最近、話題になっている映画「新聞記者」を見てきました。

この映画、自宅から最寄りの水戸やひたちなかのシネコンでは上映がなく、茨城県では県南まで行かなければなりませんでした(怒)それなら上京した時、2時間程度の都合をつけて見た方が手間が少ないと考えました。話題作であるためか、豊洲のシネコンには平日なのに、それなりのお客さんがきてました。

終演後の率直な感想は、政治的な内容はともかく、こんな映画をよくつくれたな…という思いでした。関わった映画人と関係者(東京新聞?)の意気は認めたいと思います。フィクションであっても、リアルに現実的。このような映画が、参議院選挙を前にしたタイミングで上映されたこと自体が「事件」と言えそう。近年、現実に起きた政治スキャンダル(モリカケ問題、省庁の文書改ざん、美人ジャーナリストのレイプ事件)を想起させるものがありました。

物語内容の関しての説明は難しいので、映画サイトにあった引用文を参照してください。

東都新聞社会部の若手記者・吉岡エリカ(シム・ウンギョン)のもとに、「医療系大学の新設」に関する極秘文書が匿名ファックスで届く。認可先がなぜか文科省ではなく内閣府になっており、吉岡は真相を突き止めるべく、取材を開始する。
一方、内閣情報調査室で働くエリート官僚の杉原拓海(松坂桃李)は、「国民に尽くす」という信念とは裏腹に、現政権を維持するための世論コントロールを任され、葛藤を抱えていた。久々に再会した外務省時代の元上司・神崎が、その数日後に自殺し、杉原は葬儀で吉岡と出会う。神崎の死の理由を追う2人は、官邸が強引に進めている驚愕の計画を知る。(以上、引用)
なお、映画の原案は東京新聞の望月衣塑子記者の書籍だそうです。

以下、印象に残った点を記します。

①内調と新聞社の情報戦という二極対立的な構図。
全体的には場面の展開が早く、うっかりすると話から置いていかれそうになります。しかし物語の内容は、重く暗く沈鬱。2時間ほどの映画ですが、もっと長く感じました。映像の色調、人物の様子、画面構成なども内調側と新聞社側が対比的でした。微妙な状況になると、国会議事堂が背景に映りこんでしましたね。映画には政治家がまったく出てこないというのも好印象。

②キャストについて
主人公の女性新聞記者は韓国の女優シム・ウンギョン。わが国の有名女優さんはこの政治色が強い映画のオファーを断ったそうです。したがって帰国子女という設定に変え、日本語に多少、難があっても、物語的にはツジツマがあいます。それなりに好演。そして内調職員で不正を告発する役を演じた松坂桃李もよかった。彼、人気がある若手俳優だけど、内面を抉り出すような役をよく演じていました。正義か?保身か?選択を迫られた時の複雑な表情は印象的でした。彼はイイ役者になりつつある。この二人が縦横無尽の好演。松坂の役の上司を演じた田中哲司の冷徹な演技も上手かった。

③映画の結末は意外なものだった…。
この映画、結末は無く、意図的な微妙な着地でした。ただそれは尻切れトンボというわけではなく、その答えを見つけるのは、見る側のあなた方だよ…と言われているかのようなもの。回答を委ねられましたが、私は答えが見つかっていませんw。

④最近、巨悪に立ち向かう社会派エンタメが流行っているのか?
人気ドラマ「相棒」「半沢直樹」を思い出させるものがありました。それは巨悪に立ち向かう主人公のひたむきさや熱さ。こういうスタイルは嫌いじゃない。ただ水戸黄門のような100%勧善懲悪になっていないのが時代性か?

⑤この映画効果は投票率UPか?
この映画の是非は割れると思います。しかし国民としての一票を投じないと…と思った方は多いはず。参院選挙には行きましょう。まだ見てないのですが、報道と国家をテーマにした「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」も近いうちに見てみたいです。

https://www.youtube.com/watch?v=-Gaym9BOrcM

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最近みた3本の映画②「ある町の高い煙突」

2019.07.18.Thu.09:43
新田次郎原作の映画「ある町の高い煙突」が6月末から全国公開されています。これは私が住む日立市が舞台です。私は運良く、招待券をいただきました。しかしながら、日立市には映画館が無くなってしまったので、わざわざ水戸のシネコンへ見に行かねばなりません。せっかく行くのなら…と思い、昨日、レビューを書いた「ゴジラ・キング・オブ・モンスターズ」と二本立て鑑賞となりました。「高い煙突」のストーリーは、だいたい分かっていました。社会派の地味な内容。だから、こちらを先にみて、後から「ゴジラ」を見ましたw。

旧日立村の日立鉱山の機械修理工場が、日立製作所の創業のきっかけと言われています。この映画は、その日立鉱山による煙害と戦った地元住民と、地元と共生するために煙害対策として大煙突を建てた企業の話です。100年以上前、住民と企業が環境問題に取り組んで、それなりの成果が挙げたというもの。昨今の環境問題の先駆けと言えそうです。山林を枯らす煙害対策として建てられた約155mの大煙突は、かつて日立市の象徴でした。(26年前に煙突上部が倒壊して、今は50m程度)

渋い内容の映画なので、ストーリー的な面白さには期待はしていませんでした。むしろ、そのような内容であっても、いかに工夫して上質な映画になっているのか…が私の興味でしたが、率直にいってガッカリでした。
その理由は以下の通り。

①文科省推薦的な「結果よし」的な流れがアリアリ。
企業側の暗部にもっとメスを入れないとリアリティに欠ける。
これは教育映画ではなく、人間の葛藤のドラマのはず。
結果よければすべて良し…ではない。

②編集や脚本に工夫がない。
TVドラマのような映画。NHKがつくれば「プロジェクトX」になりそう。
主人公の安っぽいラブストーリーが挿入されていたが、必要なしと思われる。

③監督の演出意図が分かりやすく、おもしろみがない。
映画の流れが一辺倒だったので、次の展開が読めてしまう。

④主演・井手麻渡の演技が大げさで、全体的に浮いていた。
彼が舞台俳優だったことも要因だったのか?

⑤大煙突の建設の困難さは、上手に描かれていなかった。
足場が倒壊したシーンだけでは物足りない。
ものづくりの困難さとそれを克服する過程をもっと丁寧に描いてほしかった。
 
⑥地元の人にしか分からないようなネタは不親切。
例えばエンディングに流れた音楽が「いつでも夢を」であった理由、
市外の方は分かっただろうか?

良かったことはあまりないですが、
あえて挙げてみると以下の2つ。

①茨城~福島の浜通りにかけて、鉱山・炭鉱がらみの映画としては、「フラガール」に続くものと言えそう。もうひとつあると三部作になりますねw。ただし映画の出来という点では、「フラガール」が圧倒的にすばらしい。

②日立製作所の創業者を演じた吉川晃司はかっこよかった。TBSドラマ「下町ロケット」の帝国重工の財前部長のような演技w。

映画終了後、なぜか拍手が挙がりました。
さすが地元…、
しかし私は余計に興ざめました。

その後にみた「ゴジラ・キング・オブ・モンスターズ」を見て気づいたのは、
「大煙突」で企業側の庶務係を演じた渡辺大は、
「ゴジラ・キング・オブ・モンスターズ」で芹沢博士を演じた渡辺謙の息子。
2本の映画で、偶然にも親子が共演していたかのよう。
私としては、ネタでしたw。

https://www.youtube.com/watch?v=VlZyHApCteE

最近みた3つの映画①「「ゴジラ・キング・オブ・モンスターズ」

2019.07.16.Tue.12:06
6月末から時間に余裕があったので、
水戸と東京のシネコンで三作品をみてきました。
「ゴジラ・キング・オブ・モンスターズ」
「ある町の高い煙突」
「新聞記者」
3回に分けて、感想を記します。

「ゴジラ・キング・オブ・モンスターズ」

この映画はバンクーバーから帰国中だった映画好きの友人が、水戸のシネコンでみた3D4DX版が娯楽映画としては非常に楽しめたというので、6月末に私も見てきました。

ちなみに3D4DXとは、3Dが専用メガネを掛けての立体映像、4DXが"体感型"を意味し、座席が揺れたり水・風・光・香りなど、映像とシンクロした臨場感が得られるというものです。私にとって、はじめての3D4DXでしたが、ゴジラの地響き効果は絶大で確かに凄かった。またヘリコプターのプロペラの風が耳元を切り、モスラが羽根を広げると芳香がしました。

この作品は、まず数年前の邦画「シン・ゴジラ」とはまったくの別モノ。540度ぐらい印象が違います。この映画は災害が多かった平成にあって、我々の危機対応に対するあり方を問うようなところがありました。だから主役はゴジラというより人間。

このハリウッド製ゴジラは徹底的に娯楽性にこだわっています。映画に何を求めるかによって好みは分かれるでしょう。実際、私は楽しめました。むしろゴジラとGodzillaの違いを感じながら見てましたし、モスラ・ラドン・キングギドラといったスター怪獣が揃い踏みでどことなく昭和的な感覚もあり、ゴジラ世代の我々にとっては感涙じゃないでしょうか。そしてCGの技術の進歩にも驚かされました。芹沢博士(渡辺謙)の登場や、伊福部昭の音楽の引用など、昭和ゴジラへののリスペクトも感じ取れました。ゴジラの死(または仮死)が映画のエンディングになることは定石ですが、なにか続編を予告する終わり方でもありましたね。

私なりにこの映画をまとめるなら、「考えないで感じろ!」的な娯楽作品ではありますが、怪獣王ゴジラの怒りは、人間の世界の不協和への怒りのように思われました。

(つづく)

https://www.youtube.com/watch?v=V1Hrq2tppNE


鹿島アントラーズの500勝と心配ごと

2019.07.09.Tue.11:54
500wins.jpg

前節の試合、 鹿島2−0磐田。
内容はよくなかったけれど、なんとか守り勝った。

この勝利で鹿島アントラーズは J1通算500勝の偉業を達成。
スーパーサッカーで放送された「500勝の軌跡」に感涙。



しかしながら、
ACL、Jリーグ、カップ戦、天皇杯、全部獲るつもりの鹿島にとって
若手の主力選手が今夏の移籍することになったら痛い。

安部裕葵がバルセロナ、
番号10の責任を全うしないで移籍とは残念。

安西幸輝がポルティモネンセへ。
昨年の最終ライン4人(昌子・植田・西・安西)、みんないなくなることになる。
レンタル移籍中の小池はなんとか使える見込みが立ちそうだが…。

鈴木優磨、今季の出場ゼロなのに、トルコやベルギーのクラブからオファーがあるらしい。

みなさん、四冠とってから移籍したらいかがですかw。

コパ・アメリカ決勝

2019.07.08.Mon.09:01
コパ・アメリカ決勝をDAZN観戦。
ブラジル3-1ペル-。
ブラジルは9回目の優勝。

ガブリエル・ジェズス(マンC)のワンマンショーだったね。
先制点のアシスト、勝ち越し点のゴール、2枚の黄紙で退場。

17歳だったジェズスをパルメイラスのトップチームに昇格させたのは
元鹿島監督のオリヴェイラらしい。